Stage B 10日(木) 15:35-16:05
日本弁理士会

南野 研人

弁理士

キメラ抗原受容体(CAR)の基本骨格に関する特許事情

2019年3月にキムリアの製造販売が日本で承認された。キムリアは、キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T細胞)という新たなモダリティの医薬である。Kymriahについては治療費用が非常に高額という問題が提起されているが、腫瘍の縮小および寛解例が他の抗がん剤と比較して多数見受けられている。このため、CAR-T細胞に注目が集まっている。また、製薬企業も、R&DおよびM&Aを盛んに行っている。したがって、CAR-T細胞のマーケットは、抗がん剤の1領域として拡大していくと考えられる。
CAR-T細胞では、CARが標的抗原を認識してT細胞を活性化させることで抗腫瘍活性を示す。このため、CARの基本骨格の改変およびそれによるCAR-T細胞の機能変化も盛んに研究されている。そこで、日米欧において上市または開発中のCARの基本骨格に関する特許の成立状況および日本発のCAR技術について調査を行なったので、紹介する。

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