Academic Stage Ⅱ 11日(金) 11:00-11:30
[medU-net] 長崎大学

田中義正

先端創薬イノベーションセンター・センター長

長崎県の地域特性を生かしたアカデミア創薬システムの構築

長崎大学では、がん、自己免疫疾患、感染症、放射線障害などの治療薬の創成を目指している。これまでに、日本全国の大学や国研とネットワークを組み、長崎大学に設置したハイスループットスクリーニグシステムや抗体産生システムを利用した創薬を行っている。創薬のプラットフォームとしては、ATLやHAMなどの感染症治療薬創成のために、海洋微生物抽出物ライブラリーや抗体産生システムを構築している。これまでに、2万種以上の海洋微生物を収集してライブラリーを作成し、抗体に関しては、細胞膜透過性やBBB透過性を有するナノボディ抗体作成のために、サメの免疫実験システムを構築した。本発表においては、抗菌剤開発のための海洋微生物ライブラリーのスクリーニグやがん免疫療法の開発に関する最新の結果を紹介する。

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