Academic Stage Ⅱ | 10日(木) 11:10-11:35 |
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東京理科大学 |
伊川 友活 生命医科学研究所 免疫生物学研究部門 教授 |
無限に増幅する血液前駆細胞とこれを用いた抗腫瘍薬の開発我々は造血幹・前駆細胞を生体外で無限に増幅する方法を開発した。この多能前駆細胞は白血球への分化能を持つことから、人工白血球幹細胞(iLS細胞)と名付けた(Ikawa et al. Stem Cell Reports, 2015)。この方法を用いるとiLS細胞から免疫細胞(T細胞、B細胞、ミエロイド系細胞)を自在に生成することができる。さらにiLS細胞へ白血病を誘導する遺伝子を導入することにより、白血病の発症メカニズムの研究や新規診断マーカー、治療薬のスクリーニングを行うことができる。 |